分水嶺トレイル 2017Bの旅~4 その時は来た

2017.07.26 (Wed)
雲取山荘で美味しいコーラを飲んだものの、食事は受け付けない僕・・。ヤバい予感がするよ・・。
しかしいつまでも休憩していられないので、雲取山山頂へ向けて出発する。

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時刻は16:50。数時間前には鴨沢をスタートしたAコースの人達大勢が通過した場所だが、今はレースの人は誰もいない。去年みんなで休憩したのが懐かしいな。

当たり前だけど、ケイコさん達の応援チームもいませんw
雲取山まで来たことで、気持ち的には少し安心しました。ここから先は去年チームで歩いた場所だからです。みんなで写真を撮った場所、休憩した場所、水を汲んだ場所等を懐かしく歩きました。
飛龍付近のトラバース道は軽く走ったりしつつ進んだのですが、今計算して見ると将監峠までCTの77%もかかっていました。やはり疲れていたんだなあ。
去年のチームのほうが早く歩いている・・。
この前テン泊した将監小屋での休憩を励みに進む僕。まず、水で身体を拭こう。そしてキレイなトイレに行き、バーナーで暖かい夕食を食べて休憩だっ!
しかしスタートして20時間、朝起きてから36時間近く経過しているので、身体が休憩を欲していましたw
将監峠に到着したのが21時過ぎ。小屋まで降りるよりも先に、横になりたいっ!

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トレイルの近くだと通過者の音が気になりそうだったので、峠の北側の笹薮の中にエマージェンシーシートを敷き、その上にエスケープヴィヴィを広げて潜り込みました。
「ここをビバーク地とするっ!」という写真を撮るのもメンドクサイw
一応スマホで3時間後にアラーム。そんなに眠れないだろうなあ、とヴィヴィに入った瞬間から、記憶なしw

バッチリ3時間休憩♪ 去年の分水嶺では3回休憩したけどトータルで3時間寝てない。今年のBコースでは、睡眠記録更新だっ!w
片付けて小屋へ降ります。水を汲んで顔を洗いトイレへゴー。たくさんの方もトイレ前にいました。試しにパンを食べようとしたが、やっぱり食べられない・・。
分かっていた、分かっていたんです。去年のハセツネで胃をやられた際、何度も休憩したけど全く回復しなかった。今回3時間寝ても回復しないということは、もう治らないってコト。丸一日、ほとんど食べてないや。

どうするオレ?タイム的にはほぼ予定通りだ。第一関門の雁坂峠まではたっぷり時間がある。とりあえずスタッフのいる第一関門までは行こう。

すっかり意気消沈の僕。午前2時、その時は来た。
水を飲んだ時に、戻してしまったのだ。

ついに来たか・・w 去年のハセツネと全く同じだ。水も飲めなくなった・・。
でも2回目なので対処法は分かっている。舌の上に少しだけ水分を載せて静かに飲み込むのだ。飲んだ後に「オエッ」となるけど、水分補給はできる。この先だましだましやっていくしかない。
スタート直後、暑い中オーバーペースで進んだからだ・・。同じミスを2回繰り返すなんて情けない・・。僕のバカバカ!w
スタートして少ししてから、こうなるんじゃないかな~と思ったけど、敢えて考えないようにしてたんですよね~w
ハセツネは24時間だから何とかなったけど、分水嶺はあと二日もある・・。飲まず食わずでは進めないだろう・・。

僕はリタイアを考え始めた。

なんか分水嶺のブログ、暗くてスイマセンw


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分水嶺トレイル 2017Bの旅~3 コーラの美味しさを知る

2017.07.25 (Tue)
棒ノ嶺で絶景を見ながら菓子パン&コーヒーで朝食の予定だったけど、食欲があまりない。午前6時、結局朝食は食べないまま棒ノ嶺を出発。ペース良く進んできたので、予定より30分早いタイムだ。

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日向沢の峰手前は、120キロの本コースの一番の急登だと勝手に思っている僕。淡々と登り、午前8時過ぎに山頂手前で座って休憩した。普段のトレランでは、食事以外で座って休憩することなんてないのに。やはり序盤オーバーペースだったか・・。

一杯水避難小屋の水場は、珍しく水が出ていてたくさんの人が休憩していた。しかし水量はかなり細かったので僕はスルーした。次の酉谷小屋の水場を目指そう。飲み水は足りているが、顔を洗いたい。

この辺りにくると、歩いている顔ぶれが同じになってくる。僕は登りが遅いのでどんどん抜かされる。しかし僕を抜かした人達が座って休憩しているところに僕が追いついて抜かす。僕はほとんど休憩をしないで進んでいた。抜きつ抜かれつは5~6回はあったかな。顔見知りになって話もするようになる。
座って補給をしている人多数だが、僕は補給をしなかった、いやできなくなりつつあった。でもその事実を認めたくなかったので、淡々と進んだ。

酉谷避難小屋の水場はジャブジャブと水が出ていた。7~8人の人が休憩していた。顔を洗い、頭から水をかぶる。冷たくて気持ちイイ!!腕や足にも水を掛ける。ずっと交代でみんなが水を浴びていた。この場を離れたくない、とさえ思った。ここ楽園w

ここでお昼に菓子パンを食べる予定だったけれど、食欲がないので食べなかった。何も食べないのはマズいので、ジェルを飲んだ。

タイムは順調。しかし酉谷から雲取山荘までが遠く感じた。何度も歩いたことのあるルートなのに、こんなに距離を感じたのは初めてだった。
15:40、雲取山荘到着。コーラとカップヌードルは400円とのこと。普段コーラなんて飲まない僕だけれど「コーラで菓子パンを流し込めば、食べることができるかも」と思って、コーラ購入。

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めっちゃ美味かった。こんなに美味しいコーラを飲んだのは初めてだった
他の登山者と山談義をしながら、菓子パンを食べようとした。しかしコーラは飲めるけど、パンは食べられなかった。頑張ったけど、半分食べるのが精いっぱい。

ホントはここでラーメンを食べる予定だったのに・・。すでに3回食事をパスしている。固形物はダメだが、ジェルや水は大丈夫なのが救いだ。
スタートして16時間が経過。タイムは順調だが、補給はボロボロだった・・。


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分水嶺トレイル 2017Bの旅~2 ストック折れても心は折れずっ

2017.07.23 (Sun)
いよいよ青梅をスタート。予定では午後4時くらいに雲取山荘到着予定。去年のリザルトから考えると、ほぼ最後尾のハズ。
しかしたまたま居た場所が真ん中くらいの位置で、トレインから外れるのもイヤだし、ついて行けるスピードだったのでそのまま着いて行く。
しかし深夜とはいえ、低山なので暑い。自分の汗で溺れそうだ。
榎峠で舗装路を横断、このあたりから少しづつ人がばらけて来た。
高水山でトイレに寄る。ここで山頂には行かない巻き道を教わった。今まで知らなかったw

岩茸石山山頂からのザレ下りはなかなかデンジャラス。後ろでチームの人が転倒したらしく大きな音が聞こえてくる。「あぶね~ストック折るところだったよ、ストック折れたら心も折れるよな~。」なんてしゃべっているのが聞こえ、うまいこと言うなあ、なんて思いつつ進む。

それから1時間もしないうちに・・
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別に急でもない道で、普通にストック突いたら、「モリッ」って感じで折れた・・。パキッって折れるんじゃなくって、モリって柔らかく折れたw
最初は分からなかった、理解できなかった。「なんかストックがプラプラするな~」と思ってみたら、ホントにプラプラだったw

マジすか!

まだレースは始まったばかり、あと50時間以上あるのに!!
いかん、ココロまで折れてはいかん!

2年前に購入したストック。それまでは「ストックなんて老人の使うもの」と思っていましたが、使ってみると登りがラク!
一緒にアルプスにもたくさん登ったね、今までありがとう、とストックに感謝。
仕方ない、この後はストック1本で乗り切るしかない・・。

黒山という地味なピークで休憩するときに「そうだ!ダクトテープあるんだ。」と思いストックを応急修理!写真は撮り忘れましたが、長さは15センチ以上短くなったけれど一応復活!
力はかけられないし短くてグリップ部分も握れないけれど、登りでは使えそうだ!ダクトテープはガムテープよりも強力。買っておいてよかった。

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とっくに登った朝日も見ることができた。夜はホントに暑かったなあ。

棒の嶺には予定より早く到着。いいぞ。
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低山なのに、雲海が広がっている。

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休憩している人も多数いる。
ここで朝食休憩の予定だったけど、あまりお腹が空いてないので食べなかった。今回のレース120キロの中で、個人的には一番の急登だと思っている坂が、この先の日向沢の峰手前にある。
僕はそこへ向かうことにした。


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分水嶺トレイル 2017Bの旅~1

2017.07.20 (Thu)
去年ゴールしたあと、「もう出ない」って言ったのに・・。イヤな記憶は忘れ、楽しい思い出ばかりが残った結果、今年も参加してしまいました分水嶺トレイルレース。
しかも去年はショートのAコース(80キロ・8000アップ)をチームで参加でしたが、今年はロングのBコース(120キロ・12000アップ)と1.5倍のコースにソロで参加・・。どうなることやらねえw
だって青梅から清里ですよ?遠いって思うでしょ普通。車でもメンドクサイのに、わざわざ歩いて行こうっていうんだからw

僕は同じ山に何度も登るのはあまり好きじゃない。いろんな山にチャレンジしたいからなんです。もし同じ山に登るのなら、前回登ったルートよりもハードでロングなコースで登ることにしています。チャレンジングじゃないと、面白くないもんね。よって今回はBコースをチョイスしたのです。

もう二回目なので、荷造りも前回よりはスムーズに出来ました。
Bコースは午前0時スタートなので、電車で現地に向かいそのままスタートとなります。電車に生足短パンで乗るのは気が引けたので、タイツを履きましたw

去年一緒に出場した友人たちは、みんなAコースなので、なんだか寂しいな~。
しかし電車の乗換の時に友人とバッタリ!なんだよ~同じ電車乗ってたのか~w 彼らは前泊の宿に向かうところでした。一瞬でも会えてよかった。

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スタート地点の公園には午後10時過ぎには到着。装備のチェックを受けたあとは、知り合いもいないので藤棚の下のベンチで横になって時間を待ちました。暑いのでタイツも脱いで生足に。
少しでも休もうと目は閉じるケド、当然眠れませんよねw

不安もあるけど、大丈夫だという根拠の薄い自信もある。両方ないまぜの気落ちを持ってスタート!
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90名の猛者たちに交じって、か弱い僕も動き出します。
僕の長い山旅が、今始まるのだ。



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神の領域を、僕も見てみたい

2017.07.14 (Fri)
明日の午前0時スタートで分水嶺トレイルに参加してきます。Bコースの距離120キロ、累積標高はなんと12000m。去年参加したAコースの距離&累積標高が1.5倍です。踏破できるだろうか・・。

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パッキング終了。重さは10.5キロ。ザックの容量は余裕あり。去年はパンパンだったので、ここは進歩w

第一関門まで予定通りいけば27時間。ゆっくり食事する時間は取れそうにないので、菓子パンを大量ゲット!
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最近ハマっているラムレーズンサンドパンは2個。セブンのレーズンサンドも用意しました。結局疲れてくると、好きなものしか食べられないんですよねえ・・。

去年Aコースをゴールした直後は「もう出ない」と思っていたのに、また参加するなんて・・しかも長いコースをソロで・・w
理由は「僕も神の領域を見てみたい」と思ったからです。

肉体的・精神的に追い込まれ、さらにそれを乗り越えた人が達する「神の領域」。僕も見てみたい。

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ニセ札を見た、タカサンのように。


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旅立つ装備を整えて

2017.07.13 (Thu)
週末の縦走登山レースに向け、装備を準備。

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レギュレーションの必携装備。
左上から、ストックシェルター、コンパス、地図、ヘッドライト二つ、予備電池、防寒着。
下に降りて、エマージェンシーシート(厚手)、レインウェア上下、携帯電話、充電器、クマ鈴、ホイッスル、チャムスの財布に保険証&お金、テーピング、三角巾。

環付カラビナ1枚、カラビナ2枚、120センチスリング2本、60センチスリング1本。8mmロープ10m。水は後で用意します。

必携品で去年出場時と違うのは、去年使わなかった防寒着を薄手のものにチェンジ。ソロなのでレスキュー装備を持つことくらいかな。

続いて各装備、
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左上からお守りの「無事カエル」とクッカーセット。行程表&マップケース、キャップ、バンダナ。
下に降りて、トイレキット&救急セット、エスケープヴィヴィ、アームウォーマー、GPS,バフ、予備電池、タオル3枚、手袋。

去年は3人分沸かすのでジェットボイルでしたが、今回はエバニューのチタンクッカーにSOTOのアミカス。寝具はサーマルシーツを外しました。寒い時間帯には寝ないw

そして一番悩む食糧。
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去年はアミノバイタルのゼリーを13個!これだけで1.5kgはありましたw 他にもたくさんのジェルや食べきれない食糧を持って行きましたので、今年は少し減らしてみます。

リゾッタ2つ、リフィルのラーメン二つ、この前食べておいしかったマルタイ。量がちょうどいいたらこ雑炊。ドリンクパウダー。去年ほとんど食べなかったハイカロリーおかしは黒糖クルミのみにしました。
ジェル類は数えたらまたまた13個w ジェルはアミノバイタルゼリーの半分以下の重さで、成分ほとんど変わらないんですね。今まで気にしたことがなかったw 今年はだいぶ軽量化出来た気がします。

第一関門まではお湯を沸かして食べる時間はないので、ソイジョイクリスピー3本。他に菓子パンを用意して食べるつもり。普段は使わない山小屋でも食事したいと思います。

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これらの装備をUDのFP30に詰め込みます。去年はパンパンでしたが、今年は少しはスッキリ収納できるかな。
ぜりー、少ないかなあ・・。レース当日まで悩もうw

水は最大で3リットル持つ予定。どうせ全部で重さは10キロ越えるんだろうなあ。ぜんぜんファストパッキングじゃないや・・。
あ、そうそうザックにも詰め込みますよ!w



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ファストパッキングで奥秩父最高峰、北奥千丈岳周回~2

2017.07.11 (Tue)
予定よりもペースが良かったので、さらに先に進むことを決断した僕。
いいペースで進めた理由は二つ。
一つは雨が降って涼しくなったこと。
もう一つは小虫がすごくって立ち止まれなかったからw
ほんと小虫ウザい・・。ココロ折れますよ・・。

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シラベ平は舗装の林道を横切る場所。当初はここでビバークを考えていました。

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ここからの破線ルート、明るいから踏み跡やピンクテープを見つけやすいけれど、夜間は勘弁だなあ・・。
ほとんどが単独山行の僕は、安全のために「初見のトレイルは夜間歩かない(林道除く)」をルールとしています。明るいうちに破線ルートを突破したいっ!

中間点の大ダオにはまあまあのペースで到着。
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開けた場所で、プチ雁峠みたい。ここも小虫が凄くて、ゆっくりできず・・。
ここから黒金山までの間で日没を迎え、ヘッデンを点灯しました。黒金山手前の乾徳山への分岐に到着して一安心。
午後7時40分、夕食とします。

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ディナーはマルタイの「山の棒ラーメン」。九州育ちの僕は、マルタイの棒ラーメン大好きで、よく食べていました。山バージョンを食べるのは初めてでしたが、うまい!かなりうまい!!
マルタイらしいw 味ですっ!

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お腹も落ち着き、今後を考えます。ここで破線ルートは終わり。あとは実線ルート。このあたりでビバークして夜明けになってから乾徳山をピストンしてからみとみに下山、を考えていたが・・。
一人でこんなとこでビバークしてもつまんないなw と思い初めてしまいました・・。かといって夜間に乾徳山を往復するのも危険だし、往復で3時間以上かかる。このままみとみまで下山するなら、3時間で下山できそうだ。
ごめん、乾徳山。こんな近くまできたけど、今回はやめておきます・・また今度ね。

ココロ折れて乾徳山のショートカットを決断w
西沢渓谷へ向けてゴー! まだ12時間ちょっとしか活動していないのに、今日はなんだか疲れていてペースが上がりません。こんなことで分水嶺大丈夫だろうか、と不安になりました。

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月はほぼ満月、正確には明日満月。月明かりってほんとに明るい。

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西沢渓谷のハイキング道には、こんなエンジンが。何気筒だろ?

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トロッコ線路跡をハイキング道としているのですね。軌道跡は急傾斜がないので走りやすい!
いいペースで走っているつもりでしたが、キロ10分ペースでしたw

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明るい時間ならば、今日登ってきた山々が見えるらしいのですが・・。
午後11時前に無事にみとみに下山することができました。

走行距離37キロ、累積標高3100mで行動時間は14時間。この程度で疲れていては、分水嶺Bでは雲取山までも辿り着かない・・。ザックはほぼ本番と同じ装備。いやもう少し食糧が増えるなあ・・。雲取山荘の予備関門、ギリだなw





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Category: 秩父 | Comment(0)
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