KT8

2018.06.21 (Thu)
乾徳

先週、連休があったのですが、雨予報ばかり・・。合い間にやまてんで「A」評価の乾徳山へ登ってきました♪
ヤマレコ等で乾徳山を見ると、なんか一枚岩の鎖場の写真ばかり・・。びびりの僕は未踏だったのですが、登った人から「それほど怖くない」と聞かされ&先月GNJ61 をクリアした今なら登れるだろう、と判断したのです。

当日は頻尿のせいで早起きがオートマチックで出来たので、深夜に出発!
6時過ぎには、登山口に到着w 頻尿もいいコトあるね!w

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駐車場には、見やすい地図が。俯瞰で分かりやすい! この看板、市役所の方が描いたらしいです。
コースは銀晶水経由で山頂、下りは迂回新道&道満尾根で下山の8の字コース。ヤマレコだとコレが多かったのですw
日帰りトレラン装備で山登るの久しぶりだな・・。

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樹林から抜け、パッと視界が広がる扇平。
うわぁ~真っ白~♪

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そのあとにちょっとしたハシゴや・・

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ちょっとしたクサリ場。八ヶ岳八連制覇を成し遂げた今、全く怖くないぜっ!

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そしていよいよ鳳岩!写真でよく見るヤツです。20~30mとも言われる大岩だ。

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ちなみに手前に「迂回路」の看板あり。こっちのルートを紹介している人はあまり見ないな。こっち行ったほうが良かったか?

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登って見下ろす。GNJ61に比べれば、全然怖くない。足場がないので、岩の隙間に靴を挟むと、柔らかいトレランシューズなので痛かったくらいでした。ありがとう八連制覇♪
でも下りはイヤだねw

山頂に居た方と「天気Aだったのにねえ~」と話すw
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200名山、乾徳山山頂、2031m。
登る途中で見上げると見事な岩峰らしいが、ガスガスで一度も見えぬまま登ってきた・・。

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しかし、一瞬だけ青空が!富士山チラリズムっ!

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待っても晴れないので下山・・。
山頂の先へ進み、分岐を迂回新道へ。

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歩きにくい道が続いたが、高原ヒュッテまで到着。この建物、軽井沢の別荘みたいな造りで気に入った!

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こんな走りやすいトレイルもあり。でも以前のようには走れなかった・・。最近トレランやってないから、下りの脚が出来てない。

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下山すると晴れているのは、定番ですよね~!

12キロ、累積標高1300mのショートなトレラン。特にブログネタになるようなネタもなく4時間ちょっとで終了。
午後3時には帰宅。録画していたにっぽん100名山&ヨーキさんの200名山の乾徳山を見ました。数時間前まで登っていた山をテレビで見るのって新鮮w
駐車場の地図を描いた人も登場していました。登る前に見ておけば良かったなw


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ジップロック!

2018.06.16 (Sat)
山での食事のお話です。

カップヌードルやチキンラーメンぶっこみ飯、好きで山でよく食べております。
アルファ米より手軽に食べられるし、量もちょうどいい(アルファ米は多い!)。値段も安いしコンビニでも手に入る。そしてジャンクでおいしい!

日帰りならカップごと持っていけば良いのですが、縦走だと食べ終わった後のカップのゴミがかさばる!

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なのでぶっこみ飯をジップロックにインしてみよう!

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ジップロックに入れるとスリムになりました!これなら2食持っていっても嵩張りませんね。
食べるときは緑の折り畳み式のボウルに、お湯と共にいれます。
ジップロックごとボウルに入れれば、ボウルは汚れない!のですが、何かビニール越しに食べるのがイヤなのでぶっこみ飯だけをボウルに入れてます。

クッカーに直接ぶっこみ飯を入れると、食後のコーヒーがぶっこみ飯味になっちゃうのですが、コレなら大丈夫!
知ってる人はずっと以前から行っているのでしょうが、僕的に初めてやって新鮮だったのでアップしてみました。
ぶっこみ飯だったら、フリーザバッグのSサイズがジャストフィットでした♪


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見さらせ!八連制覇~エピローグ フカシ13kg

2018.06.13 (Wed)
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ココロが何度も折れそうになりながら、「八連制覇」をやり遂げた僕。
二泊三日、長い旅だった・・。

だがまだ終わりではないのだ。
蓼科山登山口から、車の置いてある富士見高原までの30キロくらい?をMTBで戻る。
おまけにトレイルライドを盛り込みつつ戻る。
デザートライド。いやエスプレッソ好きな僕は「ドルチェ・ライド」と呼ぼう。

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三日間駐輪していた。雨にも濡れたろう、待たせたね。アンカライト、力を貸せッ!
SPDシューズに履き替え、ヘルメットを被って出発!

N13さんと今年はバイクパッキングに行きたいね、と話している僕。今回、幕営装備を背負ってのトレイルライドは、バイクパッキングの練習にもなるのだ。

トレイル入ってすぐは岩が多くてほとんど乗れなかった・・。困ったな。ずっとこんな道だったらどうしよう?
でも昔は馬が走っていた道だから、きっと走りやすくなるはずだ。

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よし! 走りやすいトレイルになってきた♪

背中のザックが重いので、乗り始めはスムーズにライドできなかった。身体が振られてしまうのだ。
岩でよろけて足を着いて止まるが、そのままザックに引っ張られるように転倒したり・・w
しかし、少しづつコツも覚えて来た。曲がる時は自分の身体は倒さず(倒すとザックに引っ張られる)バイクだけを倒してまがる。リーンアウトってヤツですね。
ジャンプすると、ザックが背中で浮くのでやらないほうがいいこともわかった。

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ライド中の自撮りはメンドクサイっ! 見切れてるけど、コレでよしw
背中のザックは約13kg。

フカシ13kgだ。

ん?何か似た名前の人が居たような気がするけど、まあいいや。

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ダブル&シングルトラックを、ガンガン走ったぜ!
森からでると、雨がけっこう降っている・・。
まだ舗装路を25キロくらい漕がないとな・・。

MTB歴がそこそこ長い僕ですが、あんな土砂降りの中を走ったことはない・・
スゴイ雨だった・・。

八ヶ岳エコーラインをひたすら走った。登りでも足は着かないで走った。ペンション村付近にはカフェもいくつかあったけれど、全身びしょ濡れの僕が入店する訳にはいかないw 黙々と走りました。
「けしてムダなコトをしている訳ではないのだ」と自分に言い聞かせながら・・。

初日のホテル・オーレンで舞い上がり、二日目の双子池テン泊でズンドコまで落ち込み。三日目の晴天で再び気持ちを取り戻した。そしてドルチェ・ライドでまたまたびしょ濡れになって、再び凹みましたよ・・。
いろいろなコトのある旅だ・・。

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大威信八連制覇、本当のゴール。
待たせたなフリードプラス、会いたかったぜ!

やっと終わった・・。チャッピーな旅のはずが、常に時間に追われていたなあ・・。
雨天やザックの重さに悩まされたが、予定通りのコースをハニートラップに引っかからずゴールできた。
この諦めなかったという達成感の為に行軍を続けて来たのだ。


俺の名を言ってみろっ!


初心者向けの縦走コースで天候と荷物の重さに苦労する、テン泊初心者あるあるな旅。
特に大きな事件もない、地味で冗長な「見さらせ!八連制覇」、プロローグからエピローグまで全8回のブログを読んでくれたアナタ。そこのアナタも「八連制覇」ですよ♪

                                ~完~

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見さらせ!八連制覇~6 辞めるのを止める

2018.06.11 (Mon)
落ち込んだ気持ちで眠りに着いた僕。オーレン小屋での一泊目とは雲泥の差だ・・。わずか一日で、こうも気分が変わるものなのか・・。

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今日は目覚ましで起きれた。早く撤収してロープウェイの始発に乗るのだ!
さすがのカミナドームも結露しました・・。でも水が垂れてくるほどじゃないのでヨシ!シェルターだと顔に水垂れてくるもんね。

あ・・。雨止んでる!昨日と同じパターンだ!これなら撤収が楽だぜ!
当然服は乾いていないので、着て乾かすしかないな・・。

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双子池も輝いて見える。これならアン・シャーリーじゃなくても「シャイニングウォーター」と名付けるね。
撤収し朝食を食べて出発!午前中には下山できると思うと心も軽い♪

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トレイルには木漏れ日。

スゲーッ 爽やかな気分だぜ
新しいパンツを履いたばかりの 正月元旦の朝のよーによォ~ッ

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来た道を戻る僕。雨の日には、マット外付けはしないほうがいいね!

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すぐに亀甲池の分岐に着く。ここから昨日も登った北横岳を経由してロープウェイ山頂駅へ向かうのだ。3時間はかからないだろう。
右に曲がると本来予定していた蓼科山か・・。

あれ?僕なんでロープウェイで下山することにしたんだっけ?
昨日の夜、決めたんだよな・・。
理由、なんだっけな? 思いだせないや・・

何かネコ型ロボットに懇願したような・・?

天気は晴れてるし、水も食糧もある。別にケガもしてないから歩けるぞ。
どうして蓼科山登るの辞めるんだっけ? わからん・・。
よし!辞めるのを止めよう!

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蓼科山が見える。すごい直線で急登な道もw

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天祥寺原に到着。ここからでもエスケープできるが、エスケープする理由がないので、ガンガン進む。

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地図には「ガレ場歩き」と書いてある。確かにガレ沢だ。雨後のガレ沢だろうが、昨日の三ツ峰の岩場に比べれば何でもない。
どんどん登るっ! 嗚咽もほとんどない。

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小屋まで30分!ホントか?

半信半疑で登ると・・40分掛かりましたw 足は復活してないようだw

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そして蓼科山荘に到着!
気さくな御主人と少し話をさせてもらい、トイレ休憩して進む。蓼科山までもうすぐだ!

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山頂直下の蓼科山頂ヒュッテ! 以前蓼科山に登ったときは残雪期で、この小屋は雪に埋まっていた。

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ついに来た!蓼科山山頂!!2530m。
諦めないで良かった・・。

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山頂は風が強い。雲もすごい速さで流れている。あれは八ヶ岳の峰々か・・。遠くまで来たもんだ・・。

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風が強いので、すぐに下山。こんなに岩々だったんだなあ。以前は雪が多くて分からなかったもんな。

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少し景色も見えて来た。油断せずに下山だっ!

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半分ほど降りて来た。また雨が降ってきた。しかしもう少しで下山だ!頑張れっ!

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ゴーーーーーール!蓼科山登山口に無事?到着だっ! 時刻は午前11時!

やった!僕はやったぞ、八ヶ岳全山縦走、「大威信八連制覇」を!!
諦めずに歩いて良かった。

俺の名は不可止!止めることができないって意味だっ!

そんなキツい行程じゃないチャッピーテン泊のハズが、何故か男塾行軍になっちゃったけど、成し遂げたぞっ。
いろいろあったけど、良い経験が出来ました・・。精神力の戦いだったなあ・・。これくらいの雨で根をあげてちゃダメですね。危うく山が嫌いになるとこでしたよ・・。

一日目でロープウェイで下山するのが、正しい判断だったのかもしれない・・。僕の短い旅は、ここで大団円を迎える・・。ありがとう、八ヶ岳・・。



イヤ・・


迎えないっ!


この蓼科山登山口からデポ地の富士見高原まで、30キロ近く離れているっ!
MTBで戻るのだっ!

ただ舗装路を戻るダケじゃないぜえ・・。

デザートにトレイルライドを楽しみつつ、戻るのだっ!


俺の名は不可止! 止め(ry
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見さらせ!八連制覇~5 ホテルはレイクサイド

2018.06.10 (Sun)
臨時休業の北横岳ヒュッテの前で、僕は追い込まれていた。時刻は午後4時。エスケープルートはなく、予定取りに双子池に幕営するしかない。早く雨に当たらないところに移動したかった。

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ヒュッテからすぐに北横岳山頂だった。南峰と北峰があったが、どうでもよかった。
双子池はまだ小屋開け前なので、遅い時間に到着しても怒られる心配はなかったけれど、日没前に着きたかった。暗くて雨が降っている中でテント張って、夕食を食べるのは避けたかった。

昨日と同じだ・・。日没前を目指して幕営地を目指している。どうして二日連続で男塾な山行になってしまったんだ・・。

ここから本気出す!

スタスタと歩いて双子池まで1時間40分のコースを1時間10分で歩いた。

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とりあえず日没前に幕営地に辿り着くことが出来た・・。やれやれ・・。

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双子池の目の前がテン場。(翌朝に撮った写真です)

ホテルは レイクサイド

湖沿い レイクサイド

食事も レイクサイド

Oh~ レイクサイド。


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雨の降る中、急いでテントを張る。スタープラチナのように素早く正確にっ!

前室にサバイバルシートを敷き、濡れているモノを置いた。着ている中で濡れていないのは、ファイントラックのアンダーだけだったので、その上に防寒着のサーマラップパーカを羽織った。着替えの長袖シャツも浸水してビチャビチャだったのは凹んだ。
ズボンも濡れていたので脱ぎ、就寝用の防寒タイツを履いた。
下はタイツで、上はモコモコの上着・・。志茂田景樹のようなスタイルになったけれど、僕以外誰もいないので構わないっ。
全身濡れていて侘しい気分だったが、寒くないのは幸いだった。

カレーヌードルに昨日の残りのスパムを入れて食べた。美味しかった。
寝る前のポテチは食べる気分にはならずに、シュラフに入った。
楽しいとは思わなかった。やはりロープウェイで下山するのが正解だった。ベテランの人なら、これくらいの雨はなんとも思わないだろう。連泊で縦走すれば、悪天候にだって会う。でも僕にはその心構えが出来ていなかった。

帰りたい、と思った。 ぜんぜんチャッピーテン泊じゃない・・。

もし、今僕の前に青くて真ん丸の顔をしたヤツが「このドアを使えば、すぐに家に帰れるよ。ただし1万円ね。」と意地悪な笑みを浮かべて話しかけてきたなら、僕は迷うことなく、その白くて真ん丸の手にお金を渡しただろう。

だがここにそいつはいない。未来から僕を助けには来てくれないのだ。
かわいい小屋番さんも、売店も水洗トイレもお風呂もない。僕しかいない。

ザックに外付けしていたマット、保水しないハズだったのだが、水をしっかり含んでしまっていた。敷くかどうか迷ったが、寝るときに腰が痛くなるので、敷いて寝た。テント内に「濡れ」を持ち込みたくなかったが、それは無理な話だ。
でも前室のあるダブルウォールテントで良かった、と思った。シェルターだとどうしようもないもんな。

二泊縦走なんてするんじゃなかった・・。予報が悪い時に強行するんじゃなかった・・。
夕食は食べることができたが、去年の分水嶺の時と同じく、歩いていて何度か嗚咽もした。疲労とストレスで胃がやられかけている。弱いなあ、僕は・・。
明日は来た道を戻り、ロープウェイで下山しよう。そう決めると、ココロが楽になった。

なかなか熟睡はできなかったけれど、それでもいつの間にか眠りに落ちていた。
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見さらせ!八連制覇~4 だが断る

2018.06.09 (Sat)
爽やかに鳥のさえずりで目覚めた僕。
予報通り朝には雨は止んでいた。これならテントの撤収は楽だ。初めてスノコの上にテン泊したけれど、グランドシートが汚れないのがイイネ!

ホテル・オーレンを6時半に出発。予定より1時間遅い出発だけど、大丈夫だろう。
昨日は赤岳まで1500mのアップ&岩場・鎖場でペースが上がらなかった。しかし今日からは稜線のアップダウンはあるものの、大きな登りはナイ。予定通りのペースで歩けるハズだ。

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根石岳から振り返ると、昨日登った硫黄岳の爆裂火口。奥には赤岳も見える。

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2週間まえに登った東天狗岳到着。久しぶりっ!

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2週間前と同じルートでは面白くないので、「天狗の奥庭」経由で中山峠を目指すことにした。
雨が降ってきたよ・・山の天気なんて予報通りには行きませんね。
この天狗の奥庭、岩だらけで歩きにくい!雨も降っているのでペースが上がらない・・。

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前回「初めて山小屋でケーキセット」の宿願をかなえた黒百合ヒュッテ! まだ先は長いので、今日はパス。

しかし雨止まないな・・

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二週間前は雪が残っていたところも、木道が完全に出ていました。

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いつしか雨は本降りに・・。岩がツルツルに光ってる・・。

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見えた!麦草峠だ! コースタイム1時間の区間を、1時間で歩いた・・。
下りはいつもコースタイムより早く歩けるのに・・。ザックの重さ&雨だからか?

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メルヘン街道の最高点、麦草峠! 以前車でも通ったが、まさか自分の脚で来るとはね。

休憩しよう、そうしよう♪

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八ヶ岳ブレンド&パウンドケーキ♪
コーヒーを飲みつつ、地図を見る。
おかしい・・コースタイムを巻けてない・・。今回の縦走はコースタイムの80%で計画したのだが、今では100%キープも危ういペースだ・・。大きな登りも岩場クサリ場もないのにな・・。

美味しいコーヒーで、気持ちは復活!縞枯山を目指すよ!

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その名の通り、縞枯現象に遭遇。山の名前になるくらいだから、ずっと以前から縞枯ているんだろうな。そのうち全部枯れてハゲ山になりそうw

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縞枯山山頂、2403m。地味な山頂だっ!雨もどんどん降ってるからすぐに立ち去りっ! レインウェアを着ていても、だいぶ濡れてしまったな。

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そして運命の雨池峠に到着する。雨はずっと本降り。カメラのレンズにも水滴が着いてしまっている。

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写真が見づらいが・・。この雨池峠から20分歩くと「ロープウェイ山頂駅」に着くことができる。
ここで弱い僕が囁く・・。

「ロープウェイを使えば、7分で麓に降りれるよ。麓駅からバスかタクシーで自転車か車のデポ地まで行けば良い。
もう天候の回復の見込みはないよ。雨の中歩いても楽しくないだろ。二泊の予定を切り上げて、一泊で下山すればいいじゃん。」

ホントに僕のコトは助けてくれるのか?


だが、断る


「この不可止が最も好きな事のひとつは 自分で強いと思ってるやつに『NO』と断ってやる事だ…」

進むっ!

しかも北横岳ヒュッテまで1時間で着くコースではなく、2時間かかる三ツ岳ルートで先に進んでやるっ!
ロープウェイなどというハニートラップには引っかからないっ!あれは身体の調子の悪い人が乗る乗り物だぜっ!

この不可止

若いころから作戦上逃げる事はあっても戦いそのものを途中で放棄したことは決してない

このまま・・・・・・・・ガンガン闘うッ!


僕はそのまま北上した。後で気が付くのだが、この判断はミスだった、と思う。素直に弱い自分の声に耳を傾け、ロープウェイで下山するべきだったのだ。
「辞める勇気」が足りなかった・・。

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この三ツ岳経由のルートがハンパなかった・・。見ての通りのイワイワ。雨で濡れているので、油断できない。
ほぼ平行移動なのだが、僕にとってはなかなかの難易度だった。腕力だけで乗り越える箇所が数カ所あった・・。

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一応ピークは三つあった。やっと三つめに辿り着いた時には安堵した・・。この区間もコースタイム通り2時間かかった・・。

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精神力はかなり削られてしまった・・。もうイヤになった。

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ヒュッテまで1時間のコースと合流するところにこの看板があった。
雨池峠側にも、この看板を設置してくれ。そしたらこんなマゾい三ツ岳ルートには来なかったのに・・w

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再度ロープウェイへの分岐。ここからでも行ける。しかしロープウェイの終了時間は分からない。乗ることはないだろう、と調べてこなかったのだ。

時刻は午後4時だった・・。予定なら幕営地に着いている時間だ・・。昨日と同じように、予定から大幅に遅れている。
コースタイム通りがやっと、という山行は初めてだった。予定よりもどんどん遅れていて、怖くなった。どんどん弱気になっていった。
北横岳ヒュッテに僕は期待した。「要予約」と地図には記載があるけれど、素泊まりなら頼めば泊めてくれるだろう。濡れた服を脱いで乾かしたい。もう雨に濡れるのはイヤなのだ。

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ヒュッテに到着。レンズが濡れていて写真だと判然としないが「臨時休業」の看板が・・。

ほほう

OK、OK。そういうシステムね。

予約の宿泊客がいないと、人はいないのね。

避難小屋的に開放されているスペースはないものか、とぐるりと見てみたが、そんなものはなかった・・。
もうここで幕営したかったが、ここはテントはNGの場所。ビバークなら仕方ないが、まだ日没まで2時間以上もある・・。

一番近いテン場は・・と地図で確認すると、もともとの予定地「双子池」しかなかったw 

行くしかねえ!

ヒュッテで頼み込んで泊めてもらおう、などと甘っちょろい考えをするからこうなるんだ!
かなり気持ちは凹んでいたけれど、僕は進むこととした・・。
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見さらせ!八連制覇~3 五つ星ホテル

2018.06.07 (Thu)
途中お話した登山者に「行者小屋なら4時に着くんじゃないですか?」と言われたが、諦めずに先にあるオーレン小屋を目指した僕。
ゆったりテン場に着くハズが、日没との闘いになりつつ、それでもオーレン小屋を目指した僕、その理由は!

お風呂があるからだっ!

標高2300mを越えた山小屋でお風呂に入れるなんて、スゴイ!赤岳・横岳・硫黄岳と縦走しつつ、頭の中は「お風呂、お風呂、入ったら気持ちイイだろうな~」の一心で、重いザックを背負って歩いたのだ!


山小屋で温泉、といえば白馬鑓や安達太良山のくろがね小屋を思い出すが、八ヶ岳はお風呂のある小屋が多い。
隣の赤岳鉱泉にもお風呂があるが、僕が登った時は改装工事中だった。

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ステキな看板の脇を通ってテント場へ!

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ここをキャンプ地とするっ!
スノコの場所が空いていたので、初めて張ってみることにした。予報では夜間のみ雨予報なので高床式があるって嬉しい。多少板がガタガタだが、文句は言えない。
ペグを使わずに石で張ったのも初めて。周りのテントを見てマネしました。

日没が近いので、急いで設営(30分かかるけど)し、急いで夕食。
今まではアルファ米かラーメンの「お湯系」しか食べてこなかった僕ですが・・

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「焼く」というスキルをゲット!スパムを焼いて食べました。ただでさえ味の濃いスパムに、にんにくの効いたステーキソースを掛けて食べました♪ 美味しかったな~。

お風呂は夜8時までなので、夕飯食べたらゴー!
スミマセン、僕の入浴シーンはないのですが、イイお風呂でした!
小さいお風呂を想像していたのですが、4人くらい入れそうな檜のお風呂!シャンプーや石鹸は使えませんが、めっちゃ気持ちイイ!!湯船に入ると気持ち良すぎて出られませんw

縦走の途中なのに、お風呂に入れるなんて不思議・・。
オーレン小屋まで頑張って歩いて、ほんとうに良かった・・。
12時間の山行の疲れもとれるってモンです。

ホントはずうっと入っていたかったけれど、そういうワケにも行かないのでお風呂を出てマイハウスへ。
テン泊の夜は「寝る前にポテチを食べる」のがマイブームの僕。地図を見ながら今日歩いたところや明日歩くところに思いを馳せながらポテチを食べるのが至福の時間なのです。
ホントはジュースが良かったけれど、今日は缶チューハイ。

たま~に相方に付き合って、「ほろよい」というアルコール分3%のヤツを飲む程度の僕。あれはジュースだ!と言う相方、最近は酔うためにストロング系飲んでますw)

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小屋で買った缶チューハイ、アルコール分5%もあるじゃねえか!!

全部飲んだら、心臓がドキドキする。登山のアドレナリンがまだ出ているのかもしれないけれど、ドキドキするよ。
せっかくお風呂入って温まったので、そのままシュラフにインしてポテチ食べて寝ようと思ったのに、ドキドキして寝つけないっ!

平日なのに5~6張あるテン場。しかしとても静かだ。僕の心臓の音以外は、とても静かだ・・。
なかなか寝つけなくて、トイレに一度行く。もちろん僕が選ぶテン場は「水洗トイレ」だw
雨もポツポツ降ってきたが、シュラフに再度潜り込むと、やっと眠ることができた。
こうして僕の初めての2泊縦走の、一日めが終わったのだった・・。


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鳥のさえずりで起きた時には予報通り雨は止んでいた。目覚ましは掛けていたが、起きれなかったみたいだ。

思えば初めて「山で寝た」のは、分水嶺トレイルレースの時か・・。
狭いピークでエスケープヴィヴィに身体を突っ込んで寝た。ツェルトは持っていたけど、張らなかったな・・。
その翌日には河原の林道で、チーム員3人で倒れるようにそのまま川の字になって寝た。またまたツェルトは張らず、ただの雑魚寝だった・・。あれはあれで楽しかったナ。

あれから考えると・・今日のこの幕営はどうだ?
高床式のダブルルーム、寝具はダウン。フロントの人はかわいいし、水洗トイレに檜のお風呂。夕食はお肉を食べてお酒も飲んだよ。

ホテルとなにか違うところ、ある?

来て良かった。初めての2泊縦走。天気はイマイチの予報だったけれど、本当に来て良かった!

この時は思った。

この時だけは思った・・。

そう思ったのは、この時だけだった・・。

そして新しい一日が始まる・・。
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